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ある日とつぜん、外壁塗装会社の訪問販売員がお住まいを訪ねてきたという経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

訪問販売と聞くと「悪徳業者では？」や「なぜ我が家に来たのか？」とお考えになられる事でしょう。

そこで今回は外壁塗装の訪問販売についてお話したいと思います。

なぜ我が家に訪問販売員が訪れたのか？

訪問販売とは手あたり次第、どんどん訪問に回っているイメージがありますがそうではありません。

ちゃんと外壁塗装を提案できそうなお家を絞って訪問しているのです。

外壁の劣化や汚れ具合で「塗装の塗り替えを提案できる」と判断したり、過去の地図を見て掲載されていない時期から

築年数を予想し「築10年を超えてるし提案できる」と判断するようです。

訪問販売業者すべてが悪徳業者？

訪問販売業者のすべてが悪徳業者というのは早計かもしれません。キチンとした外壁塗装業者で

営業方法として訪問販売をとっているところもあるでしょう。　訪問販売時のトークとして

次にあげる内容が当てはまる場合、ご注意いただく事をおススメいたします。

①「今すぐ外壁塗装をしないと大変な事になる！！」「このままだと雨漏りが発生する！！」といったその場で契約を迫るような内容であった場合。

・キチンとした外壁塗装業者の場合、外壁の診断調査を行い、後日改めて診断報告書や見積書をもって

説明や提案をおこない契約の話をします。不安を煽ってお客様に考える隙を与えずすぐに契約を

交わしていまおうとするのは悪徳業者の可能性が高いです。

②その場ですぐに見積書がでてしまう

・上記の場合と同じく、キチンとした外壁塗装業者は診断調査からすぐに見積書が出る事はないはずです。

その場ですぐに見積書が出る場合、大雑把な計算で通常より多めの金額を提示される可能性が高いでしょう。

③モニター価格(モニター商法)

・「この地域での外壁塗装の実績が少ないのでモニター価格で特別割引で施工いたします。」といった

正当な理由での割引でお得感と安心感を持たせて、価格に疑問を持たせない商法です。

大幅な値引きは塗装工程で下地処理工程を抜いたり、塗料の3回塗りのところを2回塗りにしたり塗ってすぐに

判断が付かないような誤魔化しを行われる可能性が高く、塗装の早期劣化につながります。

④足場代金無料

・足場代金には足場材の運送費/足場組立施工費/足場解体費/作業員の人件費がかかります。

一般的なお住まいだとおおよそ20～30万が足場費用の相場になります。この分を無料にしてしまうと

利益が残らず、商売があがったりになります。　他の項目で金額を割り増しし足場代を削っても

利益が残るように細工している可能性があります。　結局はお得ではないパターンです。

「今だけ足場代金無料ですよ」という言葉にも注意しましょう。

まとめ

予期せぬ時に訪れるのが訪問販売業者であったりします。話を聞いて少しでも怪しいと思われたら

断りの文言を入れるのと玄関を絶対に開けない事。これがベストの対処法です。

一度、断りを入れられたお宅への再訪問は法律で禁止されております。

【特定商取引法第3条2項】・・「契約を締結しない旨の意思を表示した者」に対して再び勧誘する事を禁止する

訪問してくるすべての業者がすべて悪徳業者という事はないはずですが訪問業者にてトラブルが多いのも事実です。

もしお住まいに訪問業者が訪れた際に、外壁の劣化等でお心当たりがある場合は、その場ですぐに契約されるのではなく

相見積をとり、本当に怪しいところはないか・金額は適正かを調べるのがいいかと存じます。

外壁塗装は人生の中でも大きな買い物の一つです。失敗しないよう納得いくリフォームをする為に

慌てず余裕をもって行動しましょう。